リーダーシップ開発・教育

【レポート】中国上海デジタル革命市場・企業調査②(2019年2月22-24日) | 2019.03.02

1)中国企業のデジタル化状況(BTOBビジネス)

 BTOCビジネスのみならず、BTOBビジネスにおいてもデジタル化が急速に進んでいる。今回、上海郊外にあるLANKELEC社(2003年創業、社員数約200名、産業用コネクターなどを開発、製造するメーカー)を訪問・調査させて頂いた。

・日本のトヨタに訪問(計3回)し、トヨタ生産方式を徹底的に学び、さらに自分たちなりに現場でカイゼンを加えている。

・カイゼン内容、品質データ、経営数字(売上、コスト、利益など)を徹底して見える化しており、全従業員がいつでも見れるようにしている。

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・パソコン、スマートフォンアプリを駆使し、顧客の注文から10分で製造をスタートすることができるなど、スピード経営実現のため、デジタル技術を駆使している。

・近い将来、スマートフォンで全世界のどこからでも、工場の生産状況をリアルタイムで見れるようにすすめているとのこと。このような機能を自社開発するのではなく、Wechatなどの公開アプリを使用し、スピーディにトライ&エラーを繰り返しながら、機能強化を進めている。その結果、顧客満足度や顧客価値の最大化に貢献するようしている。このあたり日本企業の方は自社開発や安全性にこだわるあまり、スピードが遅くなり、結果、顧客価値の最大化ができていないようである。今後の製造業の顧客価値は、生産された製品の品質のみならず、このような顧客連携を含めた製造プロセスと顧客連携にあるといえる。

・社内コミュニケーションも、面談、テレビ会議、メールに加え、Wechatなどのデジタル技術を有効活用している。この背景には、全従業員がスマートフォンのアプリの活用などを日常的に行っていることから、新しいアプリの導入など問題なくできることがある。

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