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導入実績

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経営者・リーダー育成

【パナソニックコネクト株式会社様】『J-EDIⅡ』次世代経営者育成研修

パナソニックコネクト株式会社 現場ソリューションカンパニー様では、次世代を担う経営人財の育成を目的として、毎年選抜課長層向けに『J-EDI Ⅱ(Japan Executive Development Improvement)』と名付けられた研修プログラムを実施していらっしゃいます。

EQパートナーズ株式会社では、2021年より同プログラムを担当させていただいております(過去年度では選抜主任層向けも担当いたしました)。単なる知識のインプットにとどまらず、実践的なスキル習得と経営視点の獲得を重視したカスタマイズプログラムを設計しました。

(EQパートナーズ株式会社プランナー/コーディネーター 腰越悠)

研修受講者の皆様と、社名の「コネクト」よりCのポーズで

お客様のプロフィール

パナソニックコネクト株式会社 現場ソリューションカンパニー
ご担当者様:人事総務本部 現場ソリューション人事部 人事企画課 吉岡かな子様
研修対象者:選抜課長層(毎年10名前後)

研修の狙い:事業創造と経営人財の育成

パナソニックコネクト様が課題感としてお持ちであり、本研修に求めたのは、

  • 広い視野を持ち、顧客課題を解決する新しいソリューションを生み出す力の育成
  • 経営幹部社員としてのMBAレベルの知識の獲得と実践
  • 視座・視野・視点の向上

でした。

これらを踏まえ、弊社は「個人での新規事業立案」を中心にすえた研修プログラムを提供しました。研修を通じて、今後の会社の柱となるような新規事業を創出し、さらなる会社の成長に貢献できるリーダーを育成することが狙いです。

研修の特徴①:個人で取り組む新規事業立案

本研修の中核となったのは、受講者一人ひとりが個人単位で新規事業の立案に取り組むことです。

個人ごとに事業計画を策定していただき、

  • 各受講者に対する専門講師の密なコーチング
  • 経営者視点での意思決定の体験
  • 研修後の実践への落とし込み

を可能にしました。特に、事業プランのブラッシュアップをコーチング形式で個別指導することで、実践的な研修となっています。

時間や人数・予算等の関係で、グループワークとなることも多いのですが、本研修では個人で取り組んでいただいたことで、より濃密なフィードバックを行うことができ、研修効果が高まったと弊社としても実感いたしました。

研修の特徴②:知識のインプットと実践の両立

本プログラムでは、

  1. MBA知識のインプット(財務会計・戦略思考・イノベーション等)
  2. 個人ごとの事業計画立案と専門講師によるコーチング
  3. 経営幹部へのプレゼンテーションとフォローアップ

という流れで、学びと実践を組み合わせた研修設計を行いました。

知識のインプットにおいても、汎用的な内容にとどまらず、パナソニックコネクト様のパーパスや財務諸表などを含むカスタマイズされた内容となっています。また、ビジネススクール所属の専門講師が担当し、質の高いカリキュラムを提供しています。

集合研修の様子

研修の特徴③:経営者との対話の機会

プログラム期間中に複数回実施した「経営道場」では、パナソニックコネクト株式会社現場ソリューションカンパニープレジデント 奥村康彦様、元ソニー株式会社執行役員常務 河野弘講師(EQパートナーズ株式会社パートナー講師)による講演・対話なども行いました。

ご自身のリーダーシップ、キャリアについて、また修羅場経験や失敗談も含めて幅広い内容をお話いただき、これからリーダー・経営者になっていく受講者の方のマインドを高める機会となりました。

特に受講者の評価が高く、研修後のアンケートでは5段階評価で平均4.8以上を獲得する大好評の企画となりました。

事業構想コーチング

研修における知識のインプットだけで、一から事業構想を立て事業計画書をまとめられるようになるのは非常に困難です。

そこで、本研修では事業プランへのフィードバックをコーチング形式で実施することで、何度も壁打ちしながら練り上げることができるようになっています。

コーチは研修全体を通して並走するメイン講師に加えてアシスタント講師がつく2名以上体制となっており、経営者視点で質疑応答とフィードバックを行うことで、実践的な学びの場とすることが可能になっております。

研修の成果と実績

本プログラムは全15日程・8か月間にわたる長期研修です。

毎年開催されている当プログラムでは、各年度10名様前後にご参加いただき、すでに多数の卒業生を輩出しています。その中には、研修で作成した事業プランを実現すべく、検討や幹部への提案を重ねている方が多数いらっしゃるとのことです。

また、研修前後でEQ検査・マクレランド診断・7つの力診断・リーダーシップコーチングなどのアセスメントを実施しました。

特に、研修初期と終了時に実施した「リーダーシップコーチング」では、プロのコーチによる1時間の個人コーチングが行われ、自分自身と深く向き合う貴重な時間となりました。

このように

  • 研修におけるインプットのみならず、職場での実践、事業化などのビジネスインパクトにつながる成果
  • 研修前後のアセスメントで受講者の視座・視野の向上の確認
  • リーダーシップコーチングを通じた自己変革の促進

といった効果・成果があります。

集合での学びの時間と個人コーチングの機会が両輪で進んでいくプログラム設計

EQパートナーズのサポートについて

今回のプログラムについて、事務局様から以下のようなコメントをいただきました。

【パナソニックコネクト株式会社吉岡様からのコメント】

Q:今回の研修を実施する中での、感想、特に印象に残った部分を教えてください。

受講者に得てほしいと考えていたのは、自分が経営者ならどうするのか?という観点でした。受講者からのアウトプットに対して常に新たな視点を与えつつ、取組状況に合わせたフィードバックを頂きました。

Q:EQパートナーズにお任せいただいてよかった点や、弊社をお選びいただいている理由、今後さらに期待する点などありましたらお聞かせください。

受講者の様子を見ながら、常にPDCAを一緒に回してくれるパートナーであると感じています。

Q:同様の課題感を持つ企業様、導入を検討している人事の方などへメッセージがありましたらお願いいたします。

人材育成や研修は生もので常に流動的なものであると思います。

同じコンテンツを実施しても、受講者や時期が変われば違った反応になり、実感する効果が変わると思っています。

EQパートナーズさんは、研修を実際に運営しながら、受講者や人事担当者の意向に寄り添った研修を実現してくださります。

 

【研修受講者様のお声】

  • 「経営道場」における経営者のお話では、普段なかなか聞けないような内容を聞くことができ大変参考になった。
  • 講師は受講者がまだ深掘りできていない段階でも、ヒントを与えながら理解度が深まるようなファシリテートをしていた。
  • これまで使用したことのない手法でのデザインシンキングの講義があり、刺激的だった。
  • 財務会計の学習の機会はこれまでもあったが、理解が進まないところがあった。今回の講義は自社にフォーカスした説明もあり非常にわかりやすく、理解を深めるためこれからも学習を続けたいと思った。
  • 財務会計の講義は難しい内容かつテキストも膨大だったが、それを感じさせない説明で楽しく受講することができた。
  • 新規事業立案は初めての経験で苦戦したことも多かったが、社会や業界を幅広く客観的に見て、学べたことは、今後の自身の仕事に活用できる点も多く大変良い経験になった。
  • 新規事業立案を通して、My パーパスやミッション、ビジョンを考えたことで、将来の経営者としての視座が高まった。
  • 他の受講者の事業プランや業務領域の違いから学ぶ点も多く、業務内容が違う社内メンバーや社外の協力先を自分から巻き込んでいくことが重要だと気付かされた。

パナソニックコネクト様の研修では、個人による事業プランの立案に重点を置き、実践的な学びを提供いたしました。

「単なるインプットで終わらせず、実務に直結する研修を探している」「次世代リーダーを育成し、会社の成長につなげたい」このような課題をお持ちの企業様には、個別にカスタマイズ可能なプログラムを提供可能です。

 

【メイン講師 李講師よりコメント】

李講師

Q:本研修を実施する上で、工夫された点はどのようなところでしょうか?

本研修では、ミドルマネジャー層を対象としたため、インプットよりもアウトプットを重視する学習者主体のアプローチを採用しました。研修講師主体のカリキュラムを進めるのではなく、一部コンテンツを受講者自身が作成・発表することで、学習への能動的な関与を促しました。

経営者候補の育成にあたっては、「視座・視野・視点」の三点を強化しました。

  1. 視座:業務視点を超え、企業経営の観点から意思決定できるよう、ディスカッションや問いを通じてコンセプチュアルスキル(概念化力)を強化。
  2. 視野:他業界の先進企業や急成長企業(ディスラプター)の事例を取り入れ、グローバルな視点を拡大。
  3. 視点:短期的な業務視点に加え、市場・顧客の一次情報を自ら収集・検証し、カスタマーインサイトの思考を習得。また、事業プランを具体的な数値分析で検証することで、財務視点を強化しました。


一般的なMBAの主要な学習領域を網羅しつつ、複数の領域を統合的に結びつけるアクションラーニングを重視し、受講者が研修の学びを具体的なアウトプットに落とし込めるよう設計・ファシリテーションしました。

Q:研修を通して、受講者はどのように変化したように感じますか?

研修開始時点では「受講者」という受け身の立場でしたが、研修を通じて「Doer(行動者)」としての意識変革が芽生えました。

多様なインプットとディスカッションを通じて、単なる知識習得にとどまらず、主体的に行動しながら仮説を検証するマインドセットが醸成されました。

10〜20年後の未来を洞察し、ビジョンニング(将来構想)のスキルを磨きました。

個人の価値観を基盤とした「マイパーパス(My Purpose)」を言語化し、それを実現する事業プランの策定に取り組みました。

この結果、受講者は単なる知識のインプットではなく、実際の業務に活かせる実践的なスキルとマインドを身につけることができました。

Q:次世代リーダー育成研修の実施を検討されている方へのメッセージをお願いいたします。

企業の具体的な状況やニーズに応じた経験学習型のアクションラーニングプログラムを提供します。

知識習得だけではなく、実際の行動変容と企業価値向上に直結するプログラムをデザインし、経営者に求められる「視座・視野・視点」を体系的に強化し、実務に即した戦略的思考力を養います。

受講者が主体的に未来を切り拓くリーダーへと成長する研修を提供します。

次世代の経営幹部育成をご検討の企業様は、ぜひご相談ください。

貴社のビジョンに沿ったカスタマイズプログラムをご提案いたします。

「理解度の向上」にとどまらない研修効果の測定

従来の研修では、事後のアンケートなどによる満足度、理解度の測定が中心となってきました。ジャック・J・フィリップスの開発したROIメソッドによれば、これはレベル2の効果測定となります(レベル1:反応・満足度、レベル2:学習・理解度)。

EQパートナーズ株式会社による研修では、今回ご紹介したパナソニックコネクト様の事例のように、実践度(レベル3)、ビジネスインパクト(レベル4)、ROI(レベル5)といったレベルの研修設計と効果測定が可能です。

EQパートナーズ株式会社では、研修のご用命はもちろん、すでに導入済みの研修・人財開発について、これらの内容を定量的に測定し研修効果を最大化するためのコンサルティング事業も手掛けております。

詳しくはROI Institute Japanのサイトをご覧いただくか、弊社までお問い合わせください。

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