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研修・セミナー報告

ストレングスファインダー社内研修報告

ストレングスファインダーを活用した研修
~強みを最大限に発揮して成果を上げる~ 講師:冨田香織氏

2023年5月17日にEQパートナーズ社内で開催した研修についてご報告致します。

ストレングス・ファインダー®とは、Gallup社が開発・提供している才能診断ツールです。近年、多くの企業研修に取り上げられ注目が高まっています。 ストレングス・ファインダー®の考え方は、自分の得意分野・強みを伸ばし、「成果を出す方法」として磨き上げることで、自然と弱みが問題ないものになっていくというものです。

今回、Gallup認定ストレングスコーチとしてストレングスファインダーを使った研修を数多く実施されている冨田香織講師をお迎えして、EQパートナーズの社員向けに研修を行って頂きました。

研修の内容

ストレングスファインダー研修

講師紹介:冨田香織

青森県三沢市出身、女子美術大学芸術学部芸術学科を卒業後、不動産ディベロッパー会社に10年間勤務。営業として3年目に年間販売戸数全社1位を達成、また事業責任者として新築マンションのマーケティング・企画・集客を担当しました。

その後プルデンシャル生命保険にて9年半勤務。1年目から個人・法人向け保険セールスを担当し、海外表彰を受け管理職を8年間経験しました。歴代2人目、最速の女性支社長として支社経営を従事。

独立し、現在は営業強化を主軸として新入社員から管理職まで幅広い層に研修を行っています。

2019年Gallup公認ストレングスコーチ取得。大手外資系企業はじめ様々な企業にストレングスファインダーを使った自己能力開発・チームビルディングの研修を行っています。

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研修の目的

  • 目的
    自分自身の強みを理解して、現場で活躍できるビジネスパーソンとなる
  • ゴール
    ・ストレングスファインダーについての理解を深める
    ・自分の上位資質を把握し、他者との違いを理解する
    ・上位資質を自分やチームに活かすにはどうすれば良いかを理解する

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強みとは何か

強みとは、常に完璧に近い成果を生み出す能力のことを指します。
頻繁に繰り返す思考や感情、行動パターンといった才能とその資質を理解し強みとして開発するためにかける時間による投資が組み合わさることで強みとして現れます。また、才能は25歳ぐらいまでに開発されるといわれており、検査結果は受け直しても大きな変化はありません。

強みや弱みは自己認識しにくい

「何事かを成し遂げるのは強みによってである。弱みによって何かを行うことができない。できないことで何かを行うなど、到底できない。」

「誰でも自らの強みについてはよく分かっている。だが、大抵は間違っている。分かっているのはせいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。」

マネジメント研究の第一人者で米国経営学者であるピーター・ドラッカーがかつてこのように述べたように、その強みや弱みは自己認識しにくいことも特徴と言えます。

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ストレングスファインダーについて

・ストレングスファインダーの開発背景

アメリカGallup社は1935年に世論調査・コンサルティングを業務として設立されました。40年間で200万人に対しあらゆる分野で活躍している人にインタビューを行い分析、研究の結果、弱みの改善よりも「強み」に意識を向けそれを生かしている人が社会的成功を収めることを発見しました。

「人がうまくできないことではなく、うまくできることを研究したら、何が起きるだろうか?」

ストレングスファインダー創設者であるドン・クリフクリフトン博士は、第二次世界大戦で活躍し殊勲飛行十字章を受章した英雄でしたが、退役後は余生をより良い世界への貢献として人材開発の研究に捧げ、人の強みを客観的に計測できるテストを開発し、強みに基づく心理学の父として大統領表彰を受けています。

・ストレングスファインダーで分かること

ストレングスファインダーでは、「才能」が相対的に順位づけされます。

結果は、34に分けられた「資質(行動にあらわれる価値観)」の順位づけであり、
上位資質:ほとんどすべての行動に現れる(1~10位)、
中位資質:行動や考えに時々現れる(11位~29位)、
下位資質:日常ではほとんど現れない(30~34位)に区分されます。

また、才能を自己認識できることで効率的に開発でき「強み」とすることができます。
ただし、資質の順位が下の方にあっても、行動に現れにくいだけで「ない」わけではありません。

自分の強みを活かすと、自分らしく仕事をすることができ、成果に結びつきやすくなります。

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強みの開発方法について

・強みを活かすメリット

強みを活かすことで、以下の項目の傾向の伸びが確認されています。
・仕事と自分の強みを結び付けることで仕事や会社に愛着を持つ傾向
・得意なことを毎日行う機会があると感じている傾向
・うまくいかなくても継続的にチャレンジしようとする意欲
・生きがい、生活の質に満足すると報告する傾向

自分の強みが分かり、強みを活かした仕事の進め方を考えることができることで、能動的に自分らしく仕事することができ、成果に結びつきやすく、パフォーマンス(生産性)向上を実現することができます。

・個人の強みの開発方法

自分の上位資質を「強み」として活かすためには、
3つのステップがあります(Learn it:才能を理解する、Love it:才能に感謝する、Live it:才能を使いこなす)。

今回は才能を理解する(Learn it)に向けて、グループワークを実施し、それぞれのトップ5の資質や、他者から最も認めてもらいたい資質について共有しました。

・組織の強みの開発方法

ストレングスファインダーが組織にもたらすとされるものは主に以下の4点です。

①資質について共通言語を使い会話ができるようになる
②お互いの強みにフォーカスすることで承認する習慣が根付く
③自分の強みを理解することで組織への自己効力感が上がりチームビルディングが形成される
④個々のパフォーマンスが上がることで結果的に組織の生産性も高まる

そのためには、3つのステップがあります。

ここではEQパートナーズ社員全員の結果をもとに、チームの傾向を考えました。

・研修での活用について

パフォーマンス向上チームビルディングの方向性に実践されます。

長く結果が出ている人の特徴として、以下の二点があげられます。

①自分の上位資質をコントロールして仕事に活かせている
②周りに左右されずに自分らしい仕事の仕方ができている

しかし、多くの人が自分の強みではなくできないところばかりを強化しようとしているのが現状です。従って、能力を伸ばすべく自己認識、行動と資質の関連付け、周囲との関係に対する成長思考を持って長期的に扱う必要があります。

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活用における注意点

上位資質=強みではありません。
強みにするためには、コントロールすることが大事になります。

資質を暴走させてしまうと、自分も他人も傷つけることになってしまいます。

①強みを他人に押し付ける
②強みを自分に押し付ける

→②について、上位資質がポジティブに活きた経験、ネガティブに働いた経験を書き出し、グループで共有しました。

上位資質は無意識にやってしまう行動や価値観であり、得意の為執着してしまいがちです。日々上位資質を意識的にコントロールし行動と結びつけることで、強みとして才能を使いこなすことができます。

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まとめ:強み及びその活用とは何か

強みとは、常に完璧に近い成果を生み出す能力を指します。
才能を自己認識すると効率的に才能を開発でき、「強み」にすることができます。
自分の強みを活かすと、自分らしく仕事をすることができ、成果に結びつきやすくなります。

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受講者の声

・資質が可視化・言語化されることで、自他共に行動の根底にある価値観を知れたことは学びとなった。お互いの強みを活かし、弱みを補い合うための、具体的な行動イメージを持つことにも繋がったと思う。

・個人の資質から捉える組織の強み・弱みを考えることもおもしろかった。組織の弱みとなり得るポイントを克服するための施策を、早速思い描くことができた。

・研修は終始質問が飛び交いながら進み、ストレングスファインダーについても、自分たちについても知ることができる良い機会だった。

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最後に

インタラクティブに強みや弱みの理解を深める有意義な研修でした。
冨田講師、ありがとうございました。

EQパートナーズでは、より良い社会、世界へと貢献するべく変革をリードするリーダーシップ・人財開発のサポートを行っております。

EQパートナーズとして冨田講師によるストレングスファインダーの研修を行うことも可能ですので、ご希望等ありましたらお問い合わせください。

EQパートナーズに問い合わせをする

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