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御社の「大谷翔平君」は その後元気に活躍していますか?(中村好伸)

皆さん、こんにちは! EQパートナーズ 執行役員・エグゼクティブコンサルタントの中村です。今回は、入社から3~5年経過した若手社員の成長と、彼らのさらなるスキルアップに欠かせない研修の重要性について考えてみたいと思います。

入社時から活躍を期待されて入社された、御社の「大谷君(注)」は元気に活躍しているでしょうか? 新入社員が入社したばかりの頃は導入教育から始まり、職場配属後も職場の先輩や上司は、丁寧に指導し、仕事の基本を一つ一つ教えることに注力します。

(注) 大谷君 : 大谷翔平選手のような、将来の活躍を期待する新入社員
(前回のコラム「御社の大谷翔平君は元気ですか?(中村好伸)」ご参照)

この段階では、職場全体が新入社員の育成に対して非常に前向きであり、会社や職場全体で「新人を育てる」という意識が高まっています。しかし、入社から2~3年が経過すると、新人扱いではなく、既に「一人前」として期待されることが多くなります。このタイミングで、場合によっては現場での育成に対する意識が低下してしまう傾向があります。

この時期に若手社員の成長に差が出るのは、まさにこの「育成マインドの低下」が一因となっていると考えられます。若手社員たちは、最初の数年間で基礎的な業務を習得し、ある程度の自信と成長実感を持ち始めます。その一方で、まだまだ未熟な部分も多く、さらなる成長が求められる時期でもあります。しかしながら、個々人の成長意欲に差が出てくるのもこの時期で、この時期に適切なサポートがないと、成長が停滞し、結果的に将来のリーダー候補としての成長に差が生じてしまうのです。

彼らは入社後の数年間で、実務経験を積み、ビジネスマナーや業務知識を習得し、組織内での存在感を高めてきたことでしょう。しかし、これからの彼らがさらに飛躍するためには、日々の業務で直面する様々な課題に対して、どのようにアプローチし、解決に導くかが重要です。これを支えるのが、問題解決能力とロジカルシンキングです。

そして、入社後3~5年目になると、若手社員はルーチンな業務をこなすだけでなく、より高度な課題に直面することが増えてきます。例えば、新しいプロジェクトのリーダーとしてチームを牽引する場面や、複雑なお客様の要望に応えるために迅速かつ的確な判断を求められる場面が多くなります。このような状況では、単なる作業者ではなく、思考力を持ったビジネスパーソンとしての成長が求められます。

人材育成に精通した皆さんには説明不要ですが、ロジカルシンキングとは、複雑な問題を論理的に分解し、因果関係を明確にしながら解決策を導き出す思考法です。これにより、表面的な解決策にとどまらず、根本的な原因を突き止め、再発防止策を講じることができます。また、問題解決能力は、課題に直面した際に適切な情報を収集し、分析し、最適な解決策を見出す力を指します。これらのスキルは、若手社員が組織内でより大きな役割を果たし、持続的な成長を遂げるために不可欠です。

企業として、この時期に若手社員の育成に再度注力することは、非常に重要です。2~3年目は、基礎をしっかりと固め、3~5年目でさらに応用力やリーダーシップを培うための絶好のタイミングです。この時期にしっかりとした育成プログラムを提供することで、会社が求める次世代のリーダーを育てることができます。

企業が若手社員を「一人前」として見始める時期であると同時に、彼らが次のステップに進むための基礎を築く時期でもあります。この時期にしっかりとした育成を行うことで、会社が求める若手リーダーを確実に育てることができます。短期的な成果だけでなく、長期的な視点での育成を考えることが、企業全体の成長につながります。

御社の「大谷君」たちが、これからも元気に活躍し続けるために、若手社員の育成においてサポートが必要であれば、EQパートナーズがお手伝いいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

若手の教育にかかわる皆様にぜひご体験いただきたいプログラムをご用意しました。

【公開型研修ワークショップのお知らせ】2024年9月11日(水)14:00-17:00
<若手向け研修ワークショップ>“3時間で学ぶ!” 問題発見・解決(含むロジカルシンキング)研修

ご不明な点等ございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。

EQパートナーズ株式会社 執行役員・エグゼクティブ・コンサルタント・講師 中村好伸

中村好伸のプロフィールを見る
中村好伸の紹介動画を見る

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