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フィリップ・コトラー教授の「3つのP」
(安部哲也)

2019年10月9日、マーケティングの神さまといわれるフィリップ・コトラー教授の
マーケティング・サミットに参加させていただきました。
私自身、15年以上前に、ビジネススクールで学んだ際に、
すでにコトラー教授の本は、マーケティングの教科書として学ばせていただきましたため、
コトラー教授の講義を受け、また一緒に会話、写真撮影させていただいたことは実に素晴らしい体験でした。
コトラー教授の講義の中で印象的だったのは、
“3つのボトムラインのPが重要である”ということでした。

3つのPとは、
1)      Profit
: 企業であるからには、自社の永続的な発展、成長、ステークホルダーへの還元のため
利益を上げていくことは必要です。
2)      People
: 企業経営には、社員、 パートナー、関係者、お客様、取引先など多くの人がかかわります。
それらの人々を大切にすることは、企業経営において欠かせないものです。
3) Planet
: そしてもう一つのPがPlanet:地球です。自社が利益を上げ続けたとしても、
我々が住む地球環境が破壊されてしまえば、企業も人も存続できません。

全人類77億人が先進国並みの生活をしていくには、地球が4個必要になるとのことです。
10月28-29日の日経世界経営者においても、
ネスレ 名誉会長のピーター・ブラベック・レッツマット氏、
ファーストリーテイリング(ユニクロ)のCEOの柳井正氏、キリンの社長の磯崎功典氏など、
日本、世界のトップ経営者も、地球環境保全の重要性について、言及していました。
こちらも例年以上に、地球環境問題へのコメントが多く見られました。

世界の企業が自社の利益、株主価値だけではなく、人や社会、環境などにより注力する経営に
転換していく傾向にあるようです。
自社のProfit(利益)はもちろん、People,Planet の3つのPを大切にしながら、
経営やビジネスを行っていきたいものです。

EQパートナーズ 代表・立教大学大学院 客員教授 安部哲也

安部哲也のプロフィールを見る
安部哲也の紹介動画を見る

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