1. HOME
  2. ブログ
  3. コラム
  4. テレワーク(リモートワーク)におけるリモートリーダーシップ(コミュニケーション)(安部哲也)

ブログ

BLOG

コラム

テレワーク(リモートワーク)におけるリモートリーダーシップ(コミュニケーション)(安部哲也)

新型コロナウィルスの影響を受けられた方々へ心よりお見舞いを申し上げます。

今回の新型コロナウィルス対応でテレワーク(リモートワーク)を実施されて
いる方々も多くなっていますが、リモートワークでは、通常の職場のようにすぐ近くにリーダーとメンバーがいるわけではないため、様々なリーダーシップやコミュニケーションの問題が発生する可能性があります。

そこで「リモートリーダーシップ 3Eモデル」をご紹介させていただきます。
この3Eモデルはもともと、米国で開発されたものです。
国土の広い米国では、東海岸、中部、西海岸などの遠隔地間で、なおかつ時差のある環境でビジネスをする機会が多くなります。そこで開発されたのが3Eモデルです。


1)Engagement:  信頼関係・人間関係

リモートワークにおいては、通常のワークよりも、より信頼関係を意識する必要があります。リモートワークにおいても、1on1 ミーティングを定期的に実施し、互いの状況確認や意見交換を双方向で行うなどが必要です。仕事以外の会話をして、お互いに理解しあうことも効果的です。

2)Empowerment:  権限移譲
通常のワークよりも、頻繁にコミュニケーションが取れなくなるため、任せ方が重要となります。WHY(目的)、WHAT(目標)、HOW(方法)をより明確に指示していく必要があります。また、WHEN(いつまでに)とPriority(優先度)も重要となります。

3)Evaluation:  評価・フィードバック
フィードバックをタイムリーに、的確に行う必要があります。そうしないと、
メンバーの考え方ややり方がずれてしまうこともあります。
よくできたこと、うまくいったことはしっかりとポジティブフィードバックを行い、
よくなかったことは、しかるよりも「今後、このようにやっては?」
「…のようにやれば、うまくいくのでは?」と
フィードフォワード(未来への改善)をすることも効果的です。

メールなどでネガティブなフィードバックを行うと、それがより悪く伝わったり、
気持ちを傷つけたりすることもあります。
ネガティブなフィードバックを行うときは、メールなどの文字だけではなく、
なるべく面談もしくは電話、テレビ会議で伝えるほうがよいと思われます。

以上、ご参考となれば、幸いです。

★さらにYou Tubeに、映像講義をアップいたしました。よろしければ、併せてご参考ください。

リモートリーダーシップ 3Eモデル(7分間)
https://www.youtube.com/watch?v=OrhBTdNWLcU&t=15s

EQパートナーズ株式会社 代表取締役社長・立教大学大学院ビジネススクール教授
安部哲也

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


関連記事