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トヨタの強みとは?(安部哲也)

トヨタ自動車といえば、自動車販売台数1,074万台(2019年度)で世界2位、売上29.9兆円、営業利益2.4兆円(2020年度) の、誰もが知る日本を代表する世界企業です。

そのトヨタの強み・特徴は何だと思われますか?

経営戦略論は、大きく2派に分かれます。ハーバード大学のマイケル・ポーター教授らが唱える
ポジションニング・ビューと、ジェイ・バーニー教授らが唱えるリソースベースド・ビュー です。

トヨタの場合で言うと、ガソリン自動車・ハイブリット自動車などに関しては、
日本企業(日産、ホンダなど)、海外企業(フォルクスワーゲン、GMなど)と比較しても、決して特別なポジショニングをとっているわけではありません。
それよりも、人材・技術力・ブランド・工程・専門能力や組織文化などのリソースがトヨタの強みと言えます。
トヨタのコアコンピタンスは、人間性尊重と、知恵と改善からなる「トヨタウェイ」の存在と、それが浸透した組織文化と人財ではないかと考えます。

トヨタ社員の方にお話を聞くと、「トヨタはすごい」「世界企業である」と言われる方はほとんどいません。
むしろ、「トヨタはまだまだです」「カイゼンの余地があります」などの声が多く、
「カイゼン」マインドが浸透し、日々実践されていると察せられ、これこそがトヨタの強みであると思います。

トヨタが、「トヨタウェイ」とその実践である問題解決、カイゼンをどのようにおこなっているのか、次回、3月12日(金)15:00からの弊社 公開セミナーで元トヨタ自動車 東京総務部長・高知大学 客員教授の中島哲氏にさらに詳しくお伺いします。
よろしければ、ご参加ください。

EQパートナーズ株式会社代表・立教大学ビジネススクール教授 安部哲也

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