『LIFE SHIFT』ーこれからの人生の送り方ー (藤本 直樹)
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奈良自宅より3時間弱、先週、高野山に詣りました、標高900M弱、既に紅葉しておりました。
心洗われる天空の宗教都市、心拍も下がり、マインドフルネス、心穏やかになりました。
今年も2ヶ月あまり.皆様も「新しい力で満たす」ひとときを持たれては如何でしょうか?
前回の「LIFE SPAN 老いなき世界」に続き、リンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」にふれてみます。名著ですゆえ、お読みになられた方も少なくないかと思いますが、私感を述べさせて戴きます。
2007年生まれ(当年15歳)の日本人の子供は107歳まで生きる可能性が50%とのこと、
長寿化にどう対応するか? 如何に健康に老いるか?
100年ライフの爲に如何に「変身資産」を充実させておくか?
これからの人生をおくるために必要な示唆を与えてくれる名著です。
3人の登場人物のうち、1998年生まれ(当年24歳)のジェーンのモデルをとりあげてみたいと思います。
彼女は、
- 100年以上生きる可能性大、人生設計の自由度が最大、65歳引退では資金面で余生は成り立たない
- 老後資金総額=勤労期間所得×10%/年+最終所得×50%要、85歳で引退 (*前提 老後生活資金=最終所得×50%、長期投資利益率=年3%、所得上昇=年4%↑)
- 20代超・・・大卒後、世界を旅し幅広い人脈形成、スペイン語・屋台ビジネス修得、ラテンアメリカにコネ構築
- 20代後半・・・フエイタビジネスをCloud Fundingで立上げ、Independent producer、on-line人脈形成
- 30代半ば・・・大企業に入社、国際的役職歴任、給与大幅↑、結婚・出産
- 40代・・・上級幹部昇進、45歳で退職、起業か? Portfolio-Workerへ? 大学で職業心理学学位修得
- 40代後半・・・48歳で人財採用Consultant、60歳で業界屈指大企業取締役にヘッドハンティング
- 70歳・・・貯蓄↑⇒休息を=夫と旅に出る
- 70代前半・・・ローカル企業の非常勤取締役+治安判事、85歳で引退
皆様、如何でしょうか?
ジェーンの世代の方は「大規模な変化や移行を幾つも体験、変身を前提とした人生設計」が必要です。
見えない資産と言われる、生産性資産、活力資産、変身資産のうち、とくに「変身資産」の充実が必要ですね?
多くの移行体験、自分についての認識理解、多様性に富んだネットワーク、といった事でしょうか?
皆様には新しいタイプの資産を築き、マルチステージの人生を是非生き抜いて戴きたいと思います。
EQパートナーズ エグゼクティブコンサルタント 藤本直樹
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