オンライン&リモート研修の事例/メリット&デメリット/実践アドバイス(安部哲也)
本日4月1日より多くの会社様、組織様で新年度がスタートされていることと存じます。
新型コロナウイルスの影響により大変な時期ではございますが、我々EQパートナーズも
皆様方の人財育成のお役に立てるよう、成長、飛躍をしていきたいと思います。
私が教員で勤務しております立教大学大学院では現時点では、授業開始が4月30日からと
なっており、それまではGoogle handout meetsを活用してのオンライン授業となりました。
弊社EQパートナーズでは、新型コロナウイルス対策として、集合研修が実施しにくい状況への対応として、
「リモート研修・リモートラーニング」を企画・実施しております。
一例といたしまして、3月28日(土)10:00-12:30には、1万人規模のメーカー様(技研新陽グループ様)の社長以下、
中国(広東省・江西省)、ベトナム、日本(東京・名古屋)にいる85名の経営幹部、リーダー層に「変革のリーダーシップ研修」(講師:安部哲也)(今回、システムはZoomを使用)を実施させていただきました。
事前の接続やシステムテストなどを行い、当日は日本各地と海外とをつないだオンライン研修でしたが、映像、音声などまったく問題なく、また通常の集合研修とほぼ近い形で、質疑応答を含む、双方向のディスカッションや、約10のグループに分けてのグループディスカッションなどを実施できました。
従来、このようなオンライン&リモートラーニングの形式をとらなければ、
1)中国2拠点、ベトナム、東京、名古屋に駐在する受講者がどこか1か所に集まらなければならない
2)講師が現地に赴き、研修を実施しなければならない
3)研修のフォローUPなどがなかなか実施しにくい など
となります。
また、このオンライン&リモートラーニングを活用しますと、研修の
実践振返りやフォローUPなどを短時間(例えば、30分、1時間)、グループごとに
比較的簡単に行うことができます。
オンライン&リモートラーニングのメリットをまとめると下記になります。
1)教育に関わるコスト(交通費、移動時間など)を大幅に削減できます。
2)研修・教育の事前学習、フォローUPなどが容易になり、教育&実践効果が大きくなります。
3)従来型の録画された映像や教材を自分で学ぶイーラーニング形式と違い、リアルタイムに双方向講義やグループ、ペアワークもでき、互いの学びあいを推進することができます。
また、
1)事前学習(資料教材、映像教材による予習)
2)オンラインでの研修 受講
3)事後学習 オンラインでのフォロー・実践
など、体系的に組み立てれば、より効果的、効率的な社員の学習と実践サポートを行うことができます。
逆にデメリットとしましては、
1)リアルな集合研修よりも、講師と受講者、受講者どうしのラポール(人間関係、信頼関係)を
築きにくい面がある
⇒ オンラインでのアイスブレイク、自己開示などをおすすめします。
2)時に接続による画像、音声のトラブルの可能性がある ⇒ 研修日以前の事前の接続テストをおすすめします
3)すべて画面を通じての受講となるため、受講者の集中度が欠ける、疲労がでやすいなど
⇒ 1回 2−3時間以内での研修設計。または、2時間研修+1時間 休憩と事後学習などの組み合わせをおすすめします。
以上、皆様方のご参考となれば、誠に幸いです。
★弊社EQパートナーズでは、このようなデジタル技術を活用したオンライン&リモート学習サポートチームを構成しております。弊社がご提供する研修・教育にとどまらず、御社で実施されています集合研修のオンライン&リモート化、継続的な学習サポートなどについて、弊社の方で無料でサポートやアドバイスをさせていただくことも可能ですので、お気軽にお声がけください。
EQパートナーズに問い合わせをする
2020年4月1日
EQパートナーズ株式会社 代表取締役社長・立教大学大学院ビジネススクール教授
安部哲也
*このコラムを読んだ方には、こちらもおすすめです!
テレワーク(リモートワーク)におけるリモートリーダーシップ(コミュニケーション)(安部哲也)
ニューノーマル時代のグローバルリーダーに求められるもの(中村好伸)
この記事へのコメントはありません。