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渋沢栄一の活動や思想に触れることができる
渋沢史料館(藤井浩美)

NHK大河ドラマで取り上げられている渋沢栄一。
近代日本の経済社会の基礎を作ったと言われる方ですが、北区に「渋沢史料館」という渋沢栄一の晩年の住宅跡に建てられた施設があるのをご存知でしょうか。

先日、散歩を兼ねて行ってきました。敷地の中には、渋沢栄一の年齢ごとにその精力的な活動が辿れる「史料館」と、お客様をもてなした洋風茶室の 「晩香廬」、書庫だった「青淵館」を見学することができます。

私が興味深く思った渋沢栄一の言葉をいくつかご紹介します。最後の「忠恕」は渋沢栄一の思想を知るキーワードとして挙げられていた言葉です。

 ・人は生きてゐる限り、其の社会に対しての責任がある。  [昭和5年(1930年)8月5日 談話「社会人として時勢を洞察せよ」『竜門雑誌』第530号]

 ・殊(こと)に人生前半よりも後半が大切で、老衰に瀕しても尚相当の努力を社会に尽くしたいと云うのが、私の最も希望する所であります。[大正11年(1922)11月12日 滝野川町園遊会(飛鳥山邸) ]

 ・忠恕(ちゅうじょ) とはどう云う意味かと云えば、忠とは真直ぐな事である、邪な処がない事である。恕とは思ひやりの深い事である。[昭和5年(1930年)8月5日 談話「社会人として時勢を洞察せよ」『竜門雑誌』第530号]

近年、SDGs(持続的な開発目標)が話題になっていますが、渋沢栄一の洞察力や考え方が改めて注目されているのも、なるほどと思います。

「渋沢史料館」は、渋沢栄一の活動や思想を知ることができるだけでなく、建築やインテリア、書かれた書や言葉など見所がたくさんありますので、興味がある方は是非、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

EQパートナーズ エグゼクティブコンサルタント
藤井浩美

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